WordPress バージョン5.4に更新してみた
人柱になるため、WordPressのバージョンを5.4に更新しました。
WordPress “アダレイ”
ナット・アダレイにちなんで「アダレイ」と名付けられた最新バージョンのWordPress
目次
まずはバックアップの取得
WordPressのメジャー/マイナーアップデートの前には
DBのバックアップをとることが推奨されています。
元の状態に復帰できるように、バックアップは取得しておきましょう
私はAWSを利用しているので、スナップショットを作成しました。
WordPressの更新方法
今回更新したバージョン 「5.4–ja」
(1) WordPressの更新 ダッシュボードからクリック操作のみ
↓
(2) DBの更新 ダッシュボードからクリック操作のみ
↓
(3) 翻訳の更新 ダッシュボードからクリック操作のみ
↓
(4) インストール済みのプラグイン更新 ダッシュボードからクリック操作のみ
管理画面以外からのインストールとしては、WordPressの更新サイトから入手してインストールする方法があります
注意すること
更新中はメンテナンスモードに切り替わることはなく以下のエラーメッセージが画面に表示されるのが確認できました
「サイトに重大なエラーがありました。」
ダッシュボードからクリック操作して、
更新が終わるまでに5分ほどかかりましたが
更新が終わるまでの間、上記のエラーが管理画面やサイトに表示されました。
更新中のユーザーインターフェースはあまり親切ではないようです。
操作直後にサイトが壊れたように表示されても裏側で更新処理が走っている可能性もあります。
二重に更新処理を実行したり、あわててロールバックなどを行わずに
しばらく時間を置いてから管理画面にアクセスし直してみましょう。
一度エラーになると
キャッシュにエラー画面が残ってしまうので
キャッシュを削除するか、
別のブラウザから管理画面やサイトにアクセスを試みてください
▽ 以下はテンプレートのPHP構文が正しくない場合のエラー
「サイトで技術的な問題が発生しています。」
□ 5.4に更新できた後に動作確認した内容
・管理画面で記事の新規作成や編集
・編集したページや既存のページの表示
上記は問題なく使用および表示が確認できています。
使用できなくなったプラグインもなし
主にレイアウト崩れや編集機能についてチェックしましたが問題は見当たりませんでした。
5.4になって変わった点
気づいた点や気になっていた点
□ エディターの読み込みが14%、入力にかかる時間が51%速くなる
一番気になっていたのが、WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.4 “Adderley”」に掲載されていた内容でエディタの表示について
実際、記事の編集画面の表示にかかる時間が短縮されているように感じます。
□ コードエディタ、ビジュアルエディタの見た目
以前のバージョンと比べて若干変わりました。角ばったデザイン?レイアウトになっている気がします
□ ビジュアルエディタの段落で文字色が選べるようになった
ビジュアルエディタの段落を多用するのでありがたい
□ ビジュアルエディタのレイアウト要素からボタンが選べるようになった
□ ビジュアルエディタの段落でリンクにnofollow・sponsored属性が付与できるようになった
(rel=”nofollow”をリンクに追加する)
リンクにnofollow属性をつけるとGoogleのクローラーは、そのリンク先のページへ巡回しなくなります
リンク先ページにSEO効果を渡さないようにすることができる。
(rel=”sponsored”をリンクに追加する)
nofollowとほとんど同じです。
sponsoredは広告や、スポンサーとしてのバナー広告に使用します。
□ ダッシュボードにサイトヘルスが追加
サイトのパフォーマンスやセキュリティの状態を知らせてくれる機能が標準で搭載されました
バージョン5.4にしたところエラーが出るようになり焦りましたが
しばらく放置してみて再び管理画面を表示できました
更新に時間がかかるみたいですね
途中でリロードしてしまい重大なエラーが出続けました
バックアップとっておいてよかった